(10/15更新)カタルーニャの独立騒動、スペイン旅行・観光への影響は?渡航危険情報は出てる?

2017年10月1日、カタルーニャ州はスペイン政府の反対を押し切って、独立に関する住民投票を実施しました。住民投票を阻止しようとする中央政府側の警察官と住民の間で衝突が起こり、900人もの負傷者が出る事態に。

カタルーニャと言えば、日本人観光客の多くが訪れるバルセロナが州都。あのガウディーのサクラダファミリアもカタルーニャ。

  • スペイン、カタルーニャ観光は大丈夫?
  • バルセロナのサッカー観戦に行くんだけど・・。
  • 渡航危険情報とか出てる?
  • 今後の独立騒動、酷くなりそう?

気になるカタルーニャの最新情報をまとめてみました。(随時更新中!)

カタルーニャ、観光への影響は?

まずは、カタルーニャの場所を地図上で確認してみましょう。

スペインの東部に位置し、地中海に面しています。州都はバルセロナです。

主な観光地

  • サクラダファミリア教会(Basilica of the Sagrada Familia)
  • カサ・バトリョ(Casa Batllo)
  • カタルーニャ音楽堂(Palau de la Musica Orfeo Catala)
  • アイグエストルテス国立公園(Parque Nacional de Aiguestortes)
  • エスタディオ・カンプ・ノウ (Estadio Camp Nou)

カタルーニャといえば、ガウディーの建築が有名です。また州内には美しい国立公園も存在し、欧米人を中心に多くの人が訪れています。

そして、フットボール好きなら一度は行ってみたい場所、カンプノウ。メッシなどが在籍するFCバルセロナの本拠地もここカタルーニャにあります。

こうやって主要観光地を見てみると、有名な場所ばかり。日本人がスペイン旅行に行くと言えば、ほとんどの方が訪れる場所がカタルーニャではないでしょうか。

カタルーニャへの観光を計画されている方にとって、いま一番心配なのが現地の状況・治安でしょう。

カタルーニャに関する外務省の注意喚起情報

外務省によるカタルーニャの情報を転載します。9月25日付の注意喚起情報です。

スペイン:北東部カタルーニャ州における「州民投票」に伴う注意喚起(新規)

2017年09月25日
【ポイント】
●10月1日(日),スペイン北東部カタルーニャ州において,カタルーニャの分離独立の是非を問う,いわゆる「州民投票」が実施される可能性があります。同日に向けて,「州民投票」を実施しようとする州政府や分離独立派とこれを阻止しようとするスペイン中央政府や分離独立反対派の間で衝突や混乱が生じる可能性があります。
●10月1日やその前後の期間において,多くの人が集まる投票所や集会場,行政機関等には近づかないでください。また,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。【内容】
1 スペイン北東部カタルーニャ州では,州政府及び州議会がカタルーニャ分離独立運動を進めており,州政府は州議会が可決した「州民投票法」等に基づいて10月1日(日)にカタルーニャの分離独立の是非を問ういわゆる「州民投票」を実施する方針です。これに対して,スペイン中央政府は,憲法裁判所による「州民投票法」等の執行停止命令を得て,「州民投票」は違法であるとして,その実施を認めない方針です。2 このため,「投票日」とされる10月1日に向けて,バルセロナ市を中心に,「州民投票」を実施しようとする州政府や分離独立派とこれを阻止しようとする中央政府や分離独立反対派の間で緊張が高まっており,衝突や混乱が生じる可能性があります。3 つきましては,10月1日やその前後にカタルーニャ州に渡航・滞在される方は,安全に注意する必要があることを認識し,最新の治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めてください。また,不測の事態に巻き込まれることのないよう,次の点に留意してください。
(1)集会または行進等が行われている場所及び関連施設に近づかない。
(2)仮に投票が行われる場合には,投票所及び開票所に近づかない。
(3)州民投票に係る不用意な言動や議論は慎む。
(4)ラジオ・テレビ・インターネットなどを通して,最新かつ正確なデモ・集会及び治安状況に関する情報の入手に努める。
(5)万一,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。4 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,在スペイン日本大使館,在バルセロナ日本国総領事館及び在ラスパルマス日本国領事事務所が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在バルセロナ総領事館などからの連絡を受け取ることができるよう,「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )

転載:外務省

実際、10月1日に行われた住民投票の際、警察官と住民の間で衝突が生じ多くの住民が負傷する事態となりました。


10月5日現在、外務省から新しい注意喚起情報や、渡航危険情報などは出されていません。

追記  10月6日に新しい注意喚起情報が出されました。

スペイン:カタルーニャ州における分離独立運動に伴う注意喚起(その2)

2017年10月06日
(ポイント)
●スペイン北東部カタルーニャ州で実施されたいわゆる「州民投票」を受け,州政府は近日中に一方的な独立宣言を行う可能性に言及しています。これをめぐり独立支持派と反対派との間で衝突や混乱が生じる可能性があります。
●デモが行われている場所や集会場等は避け,また,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。(本文)
1 10月1日(日)にスペイン北東部カタルーニャ州において実施されたカタルーニャの分離独立の是非を問ういわゆる「州民投票」に際しては,独立支持派と治安関係者の間で小競り合いが発生し,州政府の発表によれば,800人以上の負傷者が発生しました。2 今後,カタルーニャ州政府は一方的な独立宣言を行う可能性がありますが,中央政府はかかる行為は違法であるとして認めていません。また,プッチダモン同州知事は,10月9日(月)に州民投票の最終結果について州議会に報告する予定であるとしています。これに基づき一方的な独立宣言が行われることになれば,独立支持派と反対派との間で再び衝突や混乱が生じる可能性があります。3 つきましては,カタルーニャ州に渡航・滞在される方は,安全に注意する必要があることを認識し,最新の治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めてください。また,不測の事態に巻き込まれることのないよう,次の点に留意してください。
(1)集会またはデモ等が行われている場所及び関連施設に近づかない。
(2)独立運動に係る不用意な言動や議論は慎む。
(3)ラジオ・テレビ・インターネットなどを通して,最新かつ正確なデモ・集会及び治安状況に関する情報の入手に努める。
(4)万一,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。4 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,在スペイン日本大使館,在バルセロナ日本国総領事館及び在ラスパルマス日本国領事事務所が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在バルセロナ総領事館などからの連絡を受け取ることができるよう,「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )

転載:外務省

現地では中央政府とカタルーニャ自治政府との間での対立が続いており、いつ武力衝突が起きないとも限りません。この注意喚起の中にも書かれているように、もし一方的な独立宣言が行われた場合、独立賛成派と独立反対派の間で武力衝突が起こる危険性が高いです。

カタルーニャへ行かれる際は、十分な注意が必要です。人の集まっている所に決して近づかないようにしましょう。

カタルーニャのゼネストによる交通麻痺

10月3日、カタルーニャ全域で独立賛成派による、ゼネストが行われました。

参加者は70万人とかなり大規模なデモで、バルセロナの交通機関は麻痺し、サクラダファミリアなどの主要な観光地も閉館。さらに飲食店なども店を閉める事態に。またFCバルセロナのサッカーの試合も無観客試合となっています。

デモが一時的なものか、今後もずっと続くのかは定かではありませんが、観光への影響はかなり大きいと考えた方が良いでしょう。

せっかくカタルーニャまで行ったとしても、観光地が臨時休館だったり、現地交通機関がストで動かなかったりといった事態が生じることが予想されます。

旅程をキャンセルや延期できるのであれば、しばらく落ち着くまで様子を見た方が懸命かもしれません。

10/9日 追記

カタルーニャ州政府が10日の議会において、独立を宣言するのではないかという情報をもとに、10月8日、独立反対派の住民35万人がバルセロナにおいてを行いました。

また、独立した場合に備え、カタルーニャ地方に本社を置く企業が、本社をカタルーニャ州外に移転させる手続きを進めています。スペインの大手銀行カイシャバンクや、エネルギー会社の大手ガスナチュラルフェノーサなど大手企業が州外に移転する動きが続いています。

10/12日 追記

10日にカタールーニャ州が独立宣言をするのではないかと思われていましたが、カタルーニャ州のプッチダモン首相は独立宣言を一旦保留にすると発表しました。独立宣言自体には署名したものの、発表は数週間後に延期するということに。中央政府との間で対話による解決を目指す狙いがあるようです。

中央政府はカタルーニャが独立した場合、EU(ヨーロッパ)域外になると明言しており、経済的な圧力を盾に独立を押さえ込もうとしています。

いずれにしても、数週間後に独立宣言を行うのか、それとも解決に向けて両者が歩み寄るのか世界各国からの注目が集まっています。

今後さらに酷くなる?

中央政府は、カタルーニャの独立投票が無効だという姿勢を崩しておらず、さらなる圧力をかけていくという発言をしていますし、カタルーニャ自治政府も住民投票の結果が90%以上が独立賛成という圧倒的結果を受けて、独立を宣言する勢いです。

今はまだ、ゼネストと言った非暴力的な手段による抗議ですが、いつ突発的に内戦などの事態に発展するかは予測できません。

また、大手企業の本社移転の動きなども考えると、カタルーニャが本当に独立を宣言し、中央政府との間で激しい攻防があるかもしれません。もし内戦になった場合は、海外旅行保険も適用外になります。

しばらくは事態を見守った方が良いでしょう。

まとめ

 

  • カタルーニャに関する渡航危険情報は出ていない。
  • カタルーニャはゼネストなどで混乱中。(観光地も閉まっている可能性あり)
  • 大手企業がカタルーニャから続々移転中!
  • 今後の情勢は予測できない。

もし行かれる際は、十分リスクを理解した上で行くようにしましょう。キャンセルや延期が出来るようであれば落ち着くまで行かないのが一番です。

また新しい情報が入り次第、たびハックでも更新していきます。

 

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